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羊飼いイエス

2018年02月25日
川崎 献一師
ヨハネによる福音書10:7~21

聖書に一番出てくる動物は羊です。日本人には馴染みが薄いでしょう。犬や猫の方がポピュラーでしょうが、あくまでもペットです。中には盲導犬もいます。そして、知り合いに羊飼いが要る人は珍しいでしょう。聖書時代のユダヤ社会には、羊が多くいたため羊飼いも多くいました。羊の存在は生活には欠かせません。

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罪人の似姿

2018年02月18日
川崎 献一師
イザヤ書53章

今年は、2月14日からレント(キリストの受難を特に覚える時期)に入りました。その日は世間ではバレンタインデーでした。聖書には直接は関係ありませんが、キリスト教国から始まった風習とも言われています。それを日本の商売が上手く利用してチョコレートを渡したり、受け取ったりする行事にしたようですそして、近年ではイースタ―も「お祝い事」として日本でも商売化されていますが、イースタ―前のレントに関しては沈黙しています。レントの意味を説明したら、「商売としては成り立たない話」だからでしょう。キリストの十字架の苦しみと聞いて「暗い出来事だ。聞かなかったことにする」という気持ちになります。

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宣教と癒し

2018年02月11日
川崎 献一師
マルコによる福音書1:35~45

 イエス様は「早寝早起き」の方だったでしょう。現代のような娯楽もなく、煌々と電気が夜遅くまでついている環境もなかったでしょう。日没になったら、自然と眠くなって床に就くことが習慣にもなります。現代より物質的な誘惑は、極めて少なかった筈です。イエス様は罪はなくても日々の働きからの疲れはありました。その疲れが癒される場所が祈りの時です。目が覚めたら、まず神に祈りたいという姿勢は、イエス様が神をどれ程、慕っておられたかです。私達は、神よりも自分を優先してしまいます。弟子達は、イエス様が人気者になっておられることを、どう思っていたことでしょう。自分が従っている師匠を多くの人が必要としている現実は誇らしいものです。でも、イエス様の目的は宣教です。一箇所に留まっているわけにはいきません。会堂を巡回して、肝心な宣教をなさって更に悪霊まで追い出された、つまり病の癒しも、多くの人々の需要に応えて行われたのです。/p>

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イエスの神癒

2018年02月04日
川崎 献一師
マルコによる福音書1:29~34

先週のテキストでは、イエス様が「汚れた霊に取りつかれた男」を癒されました。それは御言葉一つで、神の権威によるものでした。それが安息日であったことが後々、問題になります。ユダヤ教では安息日に働くことは禁じられていました。その後、イエス様は弟子になったばかりの男の家に行きました。それは、シモンの姑、つまり義理の母を癒すためです。人間的には偶然、イエス様が行かれたらシモンの姑が発熱で「ちょうどいい、イエス様に治して頂こう」という話しです。しかし、全てを支配される神にとって偶然などありません。イエス様にとっては、神の予定にあることを行われた必然なのです。イエス様は、これから多くの病人を癒される医者のような働きをされるわけですが、まず身内の者、弟子の家族を癒される御業をなさいました。

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