救い主の誕生

2017年12月24日
川崎 献一師

クリスマスは、救い主の誕生記念日です。神からのプレゼントです。普通、プレゼントと言えば物が多いでしょう。子どもにとっては玩具やゲーム、お菓子、大人にとっては洋服や宝石、宝くじが当たること等、色んな欲しい物があるでしょう。でも、プレゼントの中味は人間、それも赤ちゃんです。神は、天使を使って羊飼いに御言葉を与えました。それが11節です。救い主という言葉が入っています。救い主とはイエス様のことで、赤ちゃんとして人生をスタートされました。母の名前はマリアです。特別な方法ですが、見た目には普通にそれも貧しい場所、飼い葉おけ(牛や馬の餌入れ)に寝かされているのです。

羊飼いは、天使の声を聴いてベツレヘムへ行きました。羊飼いの長所は2つあります。1つは、天使の言葉に素直に従ったこと。特に飼い葉桶に寝かされているなんて信じられない話です。救い主が生まれたなら王様らしく、お城の綺麗な部屋でしょう。でも、行ってみたら天使が言った通りだったのです。2つ目は、このことをみんなに知らせたという点です。「あなたがた」という言葉は民全体という意味で、みんなに伝えなきゃということです。私達は、色々と言い訳を考えるかも知れません。この聖書箇所を読んで、クリスマスの喜びを羊飼いのように素直に多くの人に伝えるべきと思い知らされました。当時、そんな大事な話をなぜ羊飼いが最初に聞いたのかと思った人も多くいました。羊飼いは、安息日を守れない、つまり神を礼拝できない人達として見下されていたからです。母マリアは、これも神の導きと信じました。マリアもヨセフも先に天使から神の約束を聞いていたからです。

この聖書を書いたルカは、ギリシャ人です。ユダヤ人以外の外国人が書いたことも不思議です。救い主の誕生は、全世界の人達のためにあったということです。そして「神の時」というものがあります。イエス様は、30才までは公の場には現れません。救い主としての働きは、大人になってからです。赤ちゃんのイエス様が、すぐに喋り出して「神のことをみんなに伝え始めた」というわけではありません。テレビのCMでは「1才位の赤ちゃん同士で話し出す」場面が流されますが、あれはCGです。そう見せることも出来る時代なんです。イエス様は、みんなと一緒で普通に成長されたのです。私達も赤ちゃんが生まれた時は家族は勿論、周りの人が喜ぶことです。🐼のシャンシャンなど動物もそうですが、赤ちゃんの顔を見ると癒されます。人生の中で一番チヤホヤされる時は赤ちゃん時代かも知れません。イエス様の誕生は、時代を超えて救い主誕生ということで今も世界中でクリスマスとしてお祝いされています。逆に生まれた場所も、その最期(十字架)も惨めです。それが、私達のためにあった意味を心から信じられるのにも「神の時」があります。