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神との出会い

2016年09月25日
川崎 献一
創世記12:1~9

上町教会では、毎月第4日曜日(主日)を伝道礼拝と称しています。普段の主日礼拝との違いは、立証者のお話もあり、洗礼を受けた人が神の素晴らしさを語ります。見えない神が、生きて働いておられることを公に証明するためです。そして、牧師も聖書から、本当の幸せを教会で求める人達へ、解りやすく語ることを特に心がけています。勿論、祈りつつ。

本日のテーマは、伝道礼拝に相応しい表現です。神と出会ったアブラム(後のアブラハム)という人物は、主イエスの先祖に当たり、神に選ばれたユダヤ民族の頭(族長と呼ばれる)となります。まだ、この時点では、ユダヤ民族は出来ていませんが、アブラムの父テラは、月を拝むような者だったので、未信者家庭から真の神に招かれたケースとして、現代日本(クリスチャン人口1%未満)でも大いに参考になります。アブラムの神との出会いは、一方的です。人同士との出会いとは違います。彼の生まれ故郷は、異教からの誘惑もあったことでしょう。そんな中で行先も告げられず、そこから出なさいと命じられました。私達なら、すぐに従えるでしょうか?

アブラムの場合は、神と出会ったと同時に神からの召命を受けています。今でいうなら、イエスを救い主として信じ、クリスチャンとなったばかりの人が、献身して伝道者(牧師等)となるように導かれていくようなものです。そのような早業は、ないとも言い切れません。神の御業は、人知を超えているからです。只、多くの人が、ある程度の時を経た信仰生活の後、神からの召命に応じて献身するので、その方が現実的という見方にはなります。

アブラムには、神の祝福の約束が先立っています。彼の故郷は、偶像崇拝が盛んなため、居心地の悪さを感じていたかも知れませんが、75歳の彼は、家族(妻と甥)と全財産を持って、神の道に従います。新約時代の私達は、主イエスの福音に感謝して、日々の礼拝を捧げ、主に従って歩みましょう。

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