再臨の時
2016年06月26日
川崎 献一
テサロニケの信徒への手紙一4:13~18
この再臨信仰こそ、戦時中の施政者の標的とされました。当時の日本は、天皇こそ「現人神(あらひとがみ)」という思想でしたが、クリスチャンにとって、敢えて「現人神」と言うなら、神が人となられた主イエス以外には、有り得ません。
日本基督教団 宇都宮上町教会の公式WebLogです。
この再臨信仰こそ、戦時中の施政者の標的とされました。当時の日本は、天皇こそ「現人神(あらひとがみ)」という思想でしたが、クリスチャンにとって、敢えて「現人神」と言うなら、神が人となられた主イエス以外には、有り得ません。
四重の福音の中でも、一番需要があるのが、神癒でしょう。世の人は、新生、聖化を知らなくても生きていけると勘違いしますが、「病が癒されるなら」と御利益的に神を求めることもあります。聖書時代は、今とは比べものにならない程、医学は未発達でした。現代では、有名な病院や名医の存在がテレビ放送やネット情報で知れ渡ります。当時、主イエスは聖書の教えと新約の福音(グッドニュース)を伝えることが、癒し以上に大事だとわかっておられても、人が求める優先順位は癒しが先でしょう。
聖化の神学は、誤解されやすく、人が神の如く清くはなれる筈がないと思う人は多いでしょう。でも、聖なる神を愛しているなら、いや、その前に神が御自身の作品である私達を、どんなに愛しているかと聖書は、迫ります。
宇都宮上町教会は、日本基督教団内のホーリネスの群(略してホ群)に属しています。ホ群の信仰基盤は「四重の福音」です。毎年、6月を強調月間としています。それは戦時中、1942年6月26日に政府による弾圧を受けたことから、試練の歴史を風化させないためです。特に、四つ目の再臨信仰が、当時の施政者の標的とされたのです。