命の水
夏が終わろうとしています。暑い時期は、喉が渇き水分補給が大事です。熱中症にならないようにとは世間でよく聞く言葉です。水も神の作品です。聖書では、物質的なことは一時的で生きている間は大事でも、霊的な事柄には劣ると示します。そこに世の価値観とのギャップがあります。
日本基督教団 宇都宮上町教会の公式WebLogです。
夏が終わろうとしています。暑い時期は、喉が渇き水分補給が大事です。熱中症にならないようにとは世間でよく聞く言葉です。水も神の作品です。聖書では、物質的なことは一時的で生きている間は大事でも、霊的な事柄には劣ると示します。そこに世の価値観とのギャップがあります。
有名なノアの物語とバベルの塔の物語に挟まれた、本日のテキストです。しかし、ノアの子孫の人名の羅列に「つまらん!関係ない!」という声が聴こえそうです。聖書は、系図を重んじます。本日のテーマは、神の御心です。祖先があって今の自分たちにも繋がっており、この系図の流れが長い時を経て、分かれ分かれて日本民族にも繋がっていくのです。といっても、そんな理屈は、今の自分の生活には関係ないと思ってしまうものです。
キリスト教で言う「救い」とは、目には見えない魂の救い、罪の赦しですが、この聖書物語では大洪水を受けた人類の中でノアの家族だけが、箱船に乗って生き残ったという地上的な救いです。しかし、いずれも罪からの救いです。大洪水で滅ぼされた民は、神に従わなかった罪の結果ですが、救われた者たちのその後の人生での姿勢を神は問われます。
日本も近代になって契約社会となりましたが、そもそも契約思想とは聖書が源です。その契約は神と人類に交わされました。聖書は旧約と新約がありますが、両方を貫く永遠の契約が、ノアの時代の大洪水後に交わされました。多くの日本人は生活に必要と思われることには契約を交わしますが、契約宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム)は受け入れにくく、唯一神との関係を認めません。