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盛大な祝宴

2017年04月30日
川崎 献一師
創世記21:1~8

キリスト教には禁欲的なイメージがありますか?クリスチャンは品行方正、酒や煙草もやらない真面目な人が多く、教会の敷居を高く感じさせている面もあります。一方、世の人は、お祭りや宴会が大好きです。最近は、煙草が体に悪いことから嫌煙家も増えています。その結果、煙草は吸わない分、お酒を飲む人が増えているとも言われています。でも、聖書は祭りを重んじています。旧約時代からの過越祭、これは出エジプト記にある神の御業、奴隷解放に対する感謝の祭です。また、新約時代、教会暦では3大イベントとして、クリスマス、イースタ―、ペンテコステの出来事は祭り(初代教会の誕生記念、今年は6月4日)です。つまり、祭というからには喜びです。教会では、アルコールこそ出しませんが、愛餐会では神から与えられた食材を料理して、神の家族としての交わりを持ちます。祭自体は、悪いことではありませんが、何を基準に祭をしているか?真の神を崇め、喜び、感謝しているなら、神は喜ばれます。逆に、神の御心から外れての祭や宴会なら人間中心の快楽的な罪と定められます。 

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神への畏敬

2017年04月23日
川崎 献一師
創世記20章

一ヶ月以上、創世記の講解説教をお休みにしていました。復活の主イエスを喜ぶ中で、人間イエスの先祖に当たるアブラハムについて更に学びを深めましょう。本日は、アブラハムの失敗ですが、これは以前にも同じような記事がありました。創世記12:11~13、まだアブラムという名の時代でした。妻サライ(当時の名前)のことをエジプトで妹と言って、誤魔化してしまったのです。この時、ファラオに多くの財産まで与えられ、一時的には幸せになりました。しかし、勝手にサライをファラオの妻の一人にしたアブラムの妻への愛も問われ、神の裁きがありりました。この時は、神は病気を与えてファラオ達を苦しめました。唯一神を信じる3大宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム)が共通して敬うアブラハムも人間です。何十年も経っても、同じ失敗を犯しました。  

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復活の主

2017年04月16日
川崎 献一師
ヨハネによる福音書20:1~10

教会学校では、幼稚園を借りて卵探しゲームをしました。なぜ毎年、卵なのか?イースターでは、茹で卵を使いますが、卵は命の象徴です。雌鶏が産んだ卵から、ヒヨコが生まれます。キリスト教では、卵が割れて殻だけになったことを主イエスが二日前の金曜日に十字架で死なれて墓に入れられた後、墓は空っぽになっていたことを指します。 主が死なれて三日後に甦られたという人もいますが、三日後というと月曜日になるので、正確には三日目の朝です。この三日には、金曜日の主の十字架刑の出来事が含まれています。死後、三日目の朝が週の始めで日曜日です。今年は、3月1日から受難節に入り、昨日、受難節が終わりました。長い期間でした。イースターは、その翌日です。そして、日曜日のことを教会では「主日」とも言います。イエス様のことを主とも呼びます。日曜日は、休日の人が多い筈です。復活の主を覚えて毎週、教会で礼拝を献げましょう。神様が喜ばれることです。  

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真理とは何か?

2017年04月9日
川崎 献一師
ヨハネによる福音書18章28~38節

真理とは、難しい言葉に聞こえます。子どもには「本当のこと」とでも言っておきますか?究極的には、人は何故、生まれ、人生&世の中の意味、そして死後の世界は?と探求するなら哲学でしょう。そして、神などいるのか?と思っていると世の中には、何が正しくて何が本物なのか、わからなくなることもあります。かってオウム真理教が地下鉄サリン事件を起こしました。真理という言葉まで使われています。あの事件から日本の宗教への警戒心が強まりました。防犯のため宗教法人に関する規制も厳しくなり、官公庁への提出書類も、詳細に記すように指示され非常に面倒なものになりました。偽りの「真理」が、社会に対して大きな迷惑となりました。でも、聖書は「真理」という言葉を使い続けています。  

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公然と話す方

2017年04月02日
川崎 献一師
ヨハネによる福音書18:19~24

イエス様は、約2000年前の当時の人々から絶大な人気がありながら、逮捕され、大祭司の下へ連行されました。犯罪どころか、善行しかしていません。実は、全て誤解が誤解を生んでいるのです。逮捕した側の言い分として、イエスは多くの人々を惑わし、ユダヤ教に挑戦するように新興宗教を生み出し、弟子も作ったということです。病気の癒しなどは、素晴らしいことですが、自分を神としているとも見なされました。そして、裁判に掛けられていきます。これは夜中から夜明けにかけての出来事です。正に、闇の時間にサタンがイエス様に勝利するかのような錯覚に陥らせます。

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