2022年10月16日
牧師 武石晃正
教会暦ではペンテコステの後に5か月も続く聖霊降臨節ですが、今年も早いもので今週までとなっております。聖霊降臨節はペンテコステにおいて神の霊が天から降ったことを覚えるばかりでなく、むしろそこから始まった教会の働きを思い巡らせます。
教会の働きと申しましても、私たちにとって個人的な事柄も含まれています。イエス・キリストを自分で信じたように思っていても、何らかの方法であなたに福音を伝えたその人は教会を通して主に遣わされたのです。
稀に教会とは直接のつながりがなくとも、書籍や映画などによってイエス様を求めるに至った人もおられるでしょう。ところが著作物の原作者や製作者の内にも主の聖霊が働いており、これらの人々もまたキリストの体である教会に関わっているのです。
聖書が神の言葉であることを確証させるのも聖霊によるものであり、信仰告白と共に教会へ委ねられました。御言葉を通してキリストを信じた者に聖霊が与えられ、同じく聖霊に満たされている主の教会に結び付けられます。
聖霊によって教会を通して、地上に生きている間も私たちの本国は天にあることを覚えます(フィリピ3:20)。本日は「天にある大きな報い」と題してマタイによる福音書から読み進めて参りましょう。
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