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天の窓

2016年07月17日
川崎 献一
創世記7章

本日は7づくしの聖日です。7月17日に創世記の7章を学ぶとは。聖書の内容としても、「7つがいの生き物」「7日の後」「第二の月の17日」等、7は世間でも「ラッキーセブン」というように縁起がいい数字です。聖書では、完全数としての象徴的な意味があります。それは、神が天地万物を創造された後の7日目に休まれたことに起源があります。「神の御業は完全」という信仰告白です。

さて、その創造主なる神が、洪水を起こして殆どの作品を滅ぼされます。人類の罪への忍耐された後の怒りですが、ノア一人を良しとされました。ノアの家族は、その恩恵を受けます。父であるノアの信仰に結果的には、感謝したことでしょうが、暫くは感謝どころか不満を持ったかも知れません。それは、他の多くの人々から見たら、陸地での箱船造りは異常な行為だったからです。他の生き物達も、神の命令により、救いの対象となります。動物に清い、清くないがあるのも、私達にはわかりにくいことですが、神が決められたことを受け入れることが信仰なのです。

洪水を起こすのも神なら、箱舟を設計され、ノア達に造らせたのも神です。本日のテーマは、神の意志で雨が降り続くということです。雨が、なかなか降らずダムに水が溜まらないと水不足になりますが、それは天の窓が閉まっているからという表現になります。ノアの時代の人類への裁きは、天の窓を開けっぱなしにするという方法を用いられるのです。神の指示通り、箱舟に乗るべきものが、乗り終えて最後にノアが乗船したら、神が箱舟の戸を閉めました。

この裁きのメッセージは、現代も警告中です。救いと滅びは、表裏一体です。新約時代の救いの箱舟は教会に託されています。生活に必要なもの(具体的にはお金)は、神が備えて下さることも「天の窓が開く」ともいいます。私達の信仰生活は、この世の終末における裁きへの備えと共に「天に富を積む」ともいいます。箱舟の外(世の現実)が洪水(試練)でも安心できる教会生活を目指しましょう。

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