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神への挑戦

2016年09月04日
川崎 献一
創世記11:1~9

有名なバベルの塔のお話です。建築行為が悪いのではありません。ノアの箱舟は、神の命令通りの建設でした。問題は、心の動機にあります。人の側から天に届く塔がある町を造ろうとする傲慢な思いが神への挑戦です。創造主なる神を謙虚に賛美するべき人々が、神の領域である天に昇ろうと企てたのです。自分達の業を誇る有名人志向を神は、不思議な手段で砕かれました。それは、言語の意志疎通を失くさせたのです。

今は日本でも英語教育に力を入れていますが、本日のテキストの時代には、世界統一語しかなく、外国語を学ぶ必要がない便利な時代でした。どこの国に行っても、普段使っている言葉で通じるなんて夢みたいです。その便利さを神に対して悪用したが故に神に裁れたのです。言葉が通じない不便さを産んだのは、私達先祖の罪からです。現代のIT時代は、便利さを追い求めた結果ですが、神抜きに人類の力だけで達成できたと思う人が多くいます。神は時折、自然の猛威からも人類に警告されています。

便利さと誇りを追求する日本人は、2012年には高さ600m以上の東京スカイツリーを完成させました。次は2020年の東京オリンピックのための新国際競技場建設でしょうか?神を無視した人類の栄光が目的なら、虚しい努力です。バベルの塔は、神の裁きの前に建築を諦め未完成に終わった幻の塔です。神に挑戦しても混乱を増やすばかりです。真の神に立ち返って、人間の力で頑張るのをやめましょう。

9日(金)12:10から当教会で開催される特別集会のテーマは「がんばらないで」です。世の人は「がんばって」と応援しますが、心の病の人には禁句です。精一杯、励んだ上で、神に祈って委ねる信仰をクスマン典子先生から学ぶためにも、是非お集まりください。

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